快楽に沈む


※びっち主です。複数プレイものです。愛はありません。苦手な方はブラウザバックしてください。




放課後の教室、もう外もほの暗く黄昏時を過ぎた頃。
空は濃紺が広がり始め、マジックアワーが起こっている。
そんな神秘的な空を背景に、教室ではドアも窓も締切り、絶えず水音が響く。


「ん……っ、ふあっ……」


殺しきれない喘ぎ声が水音に混じる。
細く白い顎を飲み込みきれなかった唾液が伝う。


「名前ちゃん、気持ちいい?」


白く女性特有の柔らかい肢体を膝に乗せ、御幸は名前に優しく何度も口付けを繰り返す。
とろんと蕩けきった瞳がぼんやりと御幸を捉える。
緩く首を縦に振れば満足そうに眼鏡の奥の瞳が細くなった。


「お前ばっか満足してんじゃねーぞ。ほら、こっち向け」


御幸の出す甘い雰囲気とは違った、荒々しい色気を出す倉持に顎を掴まれ口付けられる。
深く追い掛けてくる舌に負けじと舌を絡ませれば、頬を軽く撫でられる。
その感覚が気持ちよくて身を委ねれば、新たな快感が身体を襲う。
御幸がいつの間にやら制服を乱し、胸の突起を口に含んで転がしていたのだ。
それにより、身体が仰け反った。


「名前、びくびくしすぎ」

「っ…だって、気持ち良すぎ、てっ」


身体が仰け反ったことにより離れた唇に、倉持が眉根を寄せる。
しかし、それも束の間のことで倉持の手が下に伸び、下着越しに秘部に触れた。
びくん、と身体を跳ねさせれば倉持が笑う。
そして、その反動で胸の突起に軽く歯が当たり、更にびくりと身体を揺らす。


「名前ちゃん相変わらず感度良すぎでしょ」


散々胸を弄っていた御幸がようやく唇を離す。
そして、自身の硬くなったものを取り出した。


「でもってエロ過ぎ。名前ちゃんに反応してかっちかちなんだよね」


そう言って片手を取られれば、自然とその硬くなったものを握る。
ゆるゆると動かせば脈打っているのが分かる程だ。
先走りを亀頭に擦り付けるように手の平で撫で、カリ部分を指で擦る。
余った皮ごと扱けば、どんどん出る先走り。
それに釣られるようにして、それを口にした。
下は相変わらず倉持に弄られ、愛液が太腿を伝う。


「…っ、それ、気持ちい、い」


じゅぽじゅぽと音を立てながら上下に動けば御幸が甘い息を漏らす。
それがたまらなく色っぽくて更に激しく扱く。


「お前ばっか気持ちよくなってんなよ。そろそろ慣れただろうから挿れるぞ」


宣告したとほぼ同時、御幸の足から降ろされお尻を突き出す格好に素早くすると、後ろから中へと入ってきた。
中の圧迫感と、熱さに中がきゅんと締まる。


「ん、んう……っ」


いきなり激しく突かれ、思わず口内にあるものに歯を立てそうになる。
それを何とか我慢し、懸命に舌を動かす。


「っ……、名前ちゃんっ」


そうすれば、そろそろ限界なのか一際大きく口内のものが脈打ち、数秒後に広がる独特の味。
口内に出された白濁液を飲み込めば、優しく口付けされる。


「あー、やべ。イきそ…っ」


続いて激しく突き続けていた倉持が中に出す。
出した後、余韻に浸るように何度か動けば、ようやくずるりと中から出した。


「じゃあ次は俺が中入れる番な」


名前の疲れなんてそっちのけで、御幸が硬くなったものを入口に当てる。
さっき欲を放ったばかりとは思えない硬さに、入口が引くつくのが分かった。


「名前、口開けろ」

「んぐっ……、」


そしてこれまたさっき欲を放ったばかりの倉持のものが硬さを取り戻して口内に押し込まれる。
そのまま頭を掴まれがんがん打ち付けられるが、喉の奥まで突くようなことはしないので苦しくはない。
必死に舌を動かして応える。


「名前ちゃん、動かすぜ?」


御幸に頷けば、ゆるゆると腰が動き、感じる点を執拗に突かれる。
声を漏らしながらも口内のものを扱く。
ただただ夢中で貪れば、さっきイったこともありすぐに波が来たようで脈打っているのを感じた。


「…ふう、」


あまりの快感が襲い、2人のものを受け止めると身体から力が抜ける。
荒い呼吸をしながらヘタり込めば、2人に支えられた。


「ごめんね、ありがと」


何となく2人に軽いキスをし、後戯を少しする。
この2人とのえっちは気持ちがいいから、当分この関係は続きそうだ。



▽快楽に沈む


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